駐車場でできるバイクのメンテナンスDIYについてご紹介
都内や月極の単車駐車場でバイクを保管している人にとっての悩みが、バイクのメンテナンススペースが確保できないことではないでしょうか?
バイクのメンテナンスは、ある程度まとまった工具も必要で、きちんと整備をしようと思うと、ある程度のスペースが必要になります。しかし気軽にいじれるのもバイクの良いところ。もちろん狭いスペースでもできるバイクのメンテナンスも存在します。
そこで今回は、狭いスペースのバイク専用駐車場でもできるメンテナンスの種類や、メンテナンスで気を付けることについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
駐車場でメンテナンスする時に気を付けること
自分でDIYメンテナンスできるのはバイクの醍醐味。しかしバイクを整備する時は、
・火傷や感電
・バイクが倒れる
・工具の使い方を誤りケガをする
などのリスクが存在します。
また、中途半端に整備をして、もし走行中に部品が落下すれば大きな事故につながる危険もあります。さらに狭い駐車場での慣れないメンテナンスは、必ずどこかで無理をしてしまうことも起こりえます。
そのため、バイクを駐車場等で自分でDIYメンテナンスをするときには以下のことを注意する必要があります。
・周囲の車やバイクに接触しないように気を付ける
・電動工具を使う時は巻き込みに注意する
・長期間同じ姿勢を維持し続けるのはツラいため定期的に体を動かす
それぞれ詳しく見ていきましょう。
周囲の車やバイクに接触しないように気を付ける
狭い駐車場は周りに他人の車やバイクも存在します。そのため、整備中工具で周りの車やバイクを傷つけないように気を付ける必要があります。
特に工具の使い方になれていない人の特徴として考えられるのは、力任せに工具を使って反動で工具が飛んで行ったり、バランスを崩して転倒したりすること。
万が一周囲のものに接触すれば大きく破損させてしまうかもしれません。うっかりして修理費を払ってしまうハメにならないように気を付けましょう。
電動工具を使う時は巻き込みに注意する
バイクの整備は基本的に軍手を使って行われることがほとんど。しかしその時に気を付けなければいけないのが、電動工具などの回転物に巻き込まれることでしょう。
特に安い軍手は簡単にほつれてしまいますので、電装ドライバーなどを使用する時は特に注意が必要。また、髪の毛が長い人も注意が必要で、巻き込まれて髪が切断されてしまったなんて人も案外少なくありません。
そのため、できれば作業用のメンテナンスグローブの使用や、髪が長い人はしっかり結んでおくことをおすすめします。
長期間同じ姿勢を維持し続けるのはツラいため定期的に体を動かす
狭いところで長時間のメンテナンスは、知らず知らずの内に無理な姿勢を強いてしまうため、体を痛めてしまいがちです。また、駐車場のメンテナンスはしゃがんでの作業が多く、背中や腰に大きな負担がかかります。
そのため、メンテナンスの時は定期的に立ち上がって体を動かしたりストレッチをするようにしましょう。
駐車場でもできるバイクのDIYメンテナンス
バイクは車と違って車体自体もコンパクトでエンジンもむき出しになっていますので、駐車場などの狭いスペースでも、ある程度しっかりメンテナンスができるのです。
さすがにエンジンまで分解するとまではいきませんが、以下のメンテナンスは簡単に省スペースでできるのでおすすめです。
・タイヤのメンテナンス
・バッテリーのメンテナンス
・エンジンオイルの交換メンテナンス
もう少し詳しく見ていきましょう。
タイヤのメンテナンス
駐車場で最も簡単にできるメンテナンスとして考えられるのがタイヤのメンテナンス。まずは空気圧をきちんと合わせるところから始めましょう。
タイヤ内の空気は放っておくと必ず抜けていきますので定期的なチェックは欠かせません。また、タイヤ全体やバルブ部分に亀裂が入っていないかどうかの確認もしておきましょう。
見た目に大きな変化がなくても、走行中に突然パンクやバーストする危険もありますので、購入から3年経過しているものはなるべく早めに交換しておくことをおすすめします。
バッテリーのメンテナンス
バイクを動かす上で欠かせない部品の1つでもあるバッテリーも、定期的にメンテナンスしておきましょう。ライトが切れたり暗くなると、バッテリーの寿命も考えられますので、その場合は早めに交換することをおすすめします。
バッテリーが寿命を迎えると、ある日突然全く反応しなくなるため、どうすることもできなくなります。そのため、バッテリーの交換推奨時期とも言われる2年に1回の頻度で割り切って交換してしまうのも一つの方法です。
エンジンオイルの交換メンテナンス
バイクの中で定期的にメンテナンスをしなければいけないオイル交換は、廃却用のオイル回収ボックスと工具があれば駐車場でも簡単にできます。
とはいえ、駐車場でオイルをこぼすと黒いシミとなって残ってしまうため、下に新聞紙を敷いたりして溢れないように注意する必要があります。バイクのオイル交換は3,000〜4,000キロほどで交換する必要がありますので、ぜひ自分で交換できるようにしておきたいですね。
まとめ
駐車場でできるバイクのDIYメンテナンスについてご紹介しました。自分で簡単に分解整備できるのがバイクの醍醐味でもあります。
しかし駐車場ではスペースに限りがあり、注意すべきポイントを抑えて行わなければ、ケガをしたりバイクを壊してしまうリスクもあります。そのため、今回ご紹介した要点やメンテナンス方法を参考に、少しづつできるようにぜひ頑張ってみましょう!
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自動車・バイク専門のフリーランスライター。自動車・バイク情報メディア「モリビリティ」運営。
鈴鹿サーキットを中心にロードレース活動を9年間行い、全日本選手権も2年間参戦しておりました。
全国の主要サーキットでのレース活動の経験から、ライディングはもちろん、メカニカル面でも奥深いバイクの魅力をお届けします!
2020年4月2日 12:08 PM |カテゴリー:パークDoコラム
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